はじめに
2025年、英国ハーウェルにて初めて開催された「Harwell JAPAN DAY」は、日本の先端産業と英国の最先端研究クラスターが一堂に会し、新たなコラボレーションの可能性を探る画期的なイベントとなりました。本イベントは、宇宙、量子、生命科学、AI、エネルギーといった先端分野で活躍するパネリストによるディスカッションに加え、日本の技術力を支える町工場の展示が大きな注目を集めました。
▲ 日本の匠の技が並んだ展示ブース。細部に宿る精度と美しさが来場者の視線を集めた。
町工場の挑戦と英国アカデミアとの出会い
今回の参加企業である日本の町工場は、それぞれが唯一無二の技術を有するプロフェッショナル集団です。長年培ってきた独自のノウハウを携えて英国へ渡り、ハーウェルに集うアカデミックな研究者や技術者との交流を通じ、相互に刺激し合う貴重な場となりました。
▲ 町工場の代表者が登壇し、自社の技術と未来への挑戦を語る。
最先端技術と町工場の技能が交わることで、これまでにないアイデアや開発の芽が生まれ、すでに複数の工場では英国側との具体的な商談や共同開発の話が進み始めています。日本のテクノロジーの新たな発展につながる、大きく力強い一歩が踏み出されたと言えます。
前衛的な経営者たちの姿勢
参加していただいた町工場の経営者たちは、まさに現代の“技術の侍”とも言うべき存在でした。現状にとどまることなく、常に変化と挑戦を求めるその姿勢には、野心と情熱、そしてものづくりへの揺るぎない信念が宿っています。
▲ 宇宙、量子、AI、医療など多様な分野のディスカッションを通じ、新たな視点や知識を吸収する参加者たち。
現地の技術者や大学関係者との対話にも果敢に臨み、参加者同士でも新たなイノベーションを語り合い、互いの技を磨き合う姿が随所に見られました。こうした活気あふれる交流は、日本と英国の双方に大きな刺激を与え、未来への希望を感じさせるダイナミックなうねりへと発展しました。
当日の様子
イベントでは、英国側関係者からも日本の参加に対して多くの歓迎の声が寄せられました。ハーウェルのコマーシャルディレクターである David Williams 氏の挨拶を皮切りに、日本からは石井苗子議員、研究・イノベーション分野からは Masashi MATSUNAGA, Ph.D. 氏(BIOSPIRE株式会社)、英国からは Mark Burrows 氏(UK Research and Innovation / STFC) がメッセージとともに開会を盛り上げました。
▲ 直接言葉を交わす中で生まれる“化学反応”。その場の対話が、新しい共同研究や開発のアイデアにつながった。
議論では、日本の高齢化社会に向けた予防医療イノベーションの必要性、次世代スタートアップのメンタリング、そして宇宙・量子・生命科学・AIなど多岐にわたるテーマが取り上げられました。ハーウェル宇宙クラスターリーダーであり、STFC副ディレクターの Hugh Mortimer 氏は「ハーウェルは単なる研究施設ではなく、ネットワークと対話がブレイクスルーを生む場所である」と強調し、連携の重要性を示しました。
また、英国の強力な官民パートナーシップが国際協力の新たな機会を創出していることも共有され、The Fusion Cluster をはじめとする共同事業への期待が語られました。
参加者の反応と成果
本イベントの成功は、参加いただいた皆様の情熱と創造力、そして両国が未来に向けて手を取り合おうとする意志によるものです。ご参加いただいたすべての皆様に心より感謝申し上げます。
今後の展望と次回へのステップ
Harwell JAPAN DAY は、今回の開催をスタート地点として、今後さらに産学官連携を強め、継続的な日英協力の場へと発展していくことが期待されます。町工場×アカデミア、伝統技術×先端科学という組み合わせが生む可能性は無限大であり、次回以降の開催ではさらに大きな成果が生まれることでしょう。
参加した日本の町工場
今回の Harwell JAPAN DAY には、日本のものづくりを代表する企業および現地法人 Earth Mk.Ⅱ Lab が参加しました。
このイベントに関するお問い合わせ
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日本連絡先
株式会社ピットアパット 代表取締役 /
Earth Mark.Ⅱ Lab Co., Ltd. 代表取締役
大井 雅人
Email: hello@earthmk2-lab.com